ゴム製のまな板

傷ついた表面を削り直すことで、永く使用できるのは、木のまな板のメリットです。

あまり知られていませんが、実はゴム製のまな板も同様の方法で表面を整えることができるのです。

こちらのページでは、知られざるゴム製まな板の魅力やお手入れ方法を解説します。

ゴム製まな板の特徴

一般的なまな板としてイメージするのは「木製まな板」か「プラスチック製まな板」のどちらかになるかと思います。

この二つのまな板に特徴は相反するもので、どちらにもメリットとデメリットがあります。

木製まな板は包丁との相性が抜群に良く、包丁を長持ちさせることが出来ますが、お手入れに手間がかかります。

逆にプラスチック製まな板は衛生的でお手入れが簡単ですが、包丁との相性がとても悪く、刃を傷めやすいデメリットがあります。

ゴム製のまな板はその両方の利点を併せ持ったのが一番の特徴になります。

ゴム製まな板のメリット

プラスチック製まな板より包丁に優しい

同じ合成樹脂の物でプラスチック製のまな板がありますが、こちらは表面がとても硬く、包丁で切り続けていくたびに刃が傷んでくるうえ、ひどい場合は刃こぼれが起きます。

また切った時の衝撃も強いため、切り続けると手首に負担がかかりやすいです。

その点ゴム製まな板は木製のまな板には劣りますが、弾力性が高いので切った時の衝撃を吸収してくれますので、刃を傷めにくく、包丁にも手にも優しいです

衛生的

プラスチック製まな板と同じくお手入れがしやすく、衛生な状態を維持し易いです。

また木製のまな板では出来ない、漂白剤での除菌が出来ますのでより衛生的に使用することが出来ます。

ゴム製まな板のデメリット

熱に弱い

もともと使用されているゴム素材は熱に弱いという弱点があります。

そのためゴム製のまな板は耐熱温度が100℃以下の製品が多く、出来た料理(特に揚げ物など)を直接まな板の上で置いてしまいますと変色したり変形したりする可能性があります。

また誤って火に当たってしまいますと溶けることもあるので注意が必要です。

重量があり重たい

ゴム製のまな板は厚みがあることもあり、重量がとても重くなります。

そのため洗い物の時や収納するときには少し面倒になるので、使用するサイズには気を付ける必要があります。

ただ逆を言えば切っている時は動きにくく安定しているとも言えます。

おすすめのゴム製まな板

東京都調布市で飲食店「料理うまいBAR COCOCORO」のオーナーであり、登録者数30万人を誇るYOUTUBEチャンネル「COCOCOROチャンネル」を運営している、大西哲也氏のプロデュースによるゴム製まな板です。

大西氏自身が料理はもちろんのこと、調理道具に及ぶまで『なぜそれがいいのか』の原理原則・科学的根拠を探求し最適な解答を追及し続けており、このまな板もパーカーアサヒ株式会社の「アサヒクッキングカット」をベースに共同開発した製品です。

まな板の厚みを8mmにまで薄くして、ゴム製まな板のデメリットだった重さを出来る限り軽くしており、合成ゴム素材に木粉を配合しており、包丁で切った時の感触を木製のまな板に近づけるよう作られたまな板になっております。

ゴム製まな板のお手入れ

いくら衛生的なゴム製のまな板とは言え、手入れしない状態で放置していくのは不衛生です。

そのため適切なお手入れをして衛生的な状態を維持する必要があります。

使用する前の注意点

これはゴム製のまな板だけでなく、木製、プラスチック製のまな板でも同じですが、切る前には必ず水で表面を濡らして、布きんなどで拭いてから使用してください。

表面が乾いた状態でまな板の上で切りますと、食材の匂いや色が染み込んでいきますので洗っても綺麗にならずカビや黒ずみの原因となります。

そのため使用前には水で表面の膜を作っておくと、色移りがしにくくなります。

使用後のお手入れ

食材を切った後、そのまま放置していると臭いや汚れが付着しやすいので、水で汚れを洗い流しておきます。

そのあとでタワシと中性洗剤でしっかりと洗って汚れを洗い落としてください。

洗い終わった後でまな板を熱湯にかけるとより衛生的になりますが、注意していただくのが必ず洗剤で汚れを洗い流してからにしてください。

洗う前に熱湯に掛けてしまうと、タンパク質などが固まってまな板にこびりついて逆に汚れが取れにくくなる可能性があります。

またゴム製のまな板は熱に弱い性質がありますので、熱湯で変形する可能性もあるので、熱湯対応している物か確認する必要があります。

定期的に漂白剤で除菌します。

いくらきちんとお手入れをしても、表面には汚れや黒ずみが出てきます。

そのまま放置していても不衛生なので、定期的に漂白剤などで除菌をしてください。

まな板削り

どんないいゴム製のまな板でも、数年も使用し続けていくと表面が傷だらけになったり、取れないこびり付いた汚れがあります。

そういった時ゴム製のまな板は自分で簡単に削れる、専用のまな板削りがあります。


著者紹介About the author

堺一文字光秀

渡辺 潤

自社ブランド「堺一文字光秀」の販売、包丁研ぎ、銘切りをしており、その視点から感じたことや疑問を皆様にお伝えさせていただきます。

監修
一文字厨器株式会社(堺一文字光秀)
〒542-0075 大阪府 大阪市中央区難波千日前 14-8