贈り物
お祝い事やお返しの時
さまざまなシチュエーションで贈り物を贈られることは多いかと思います。
しかし贈り物をするにもたくさんのマナーがあり、それを知らずに相手に不快な思いをさせてしまいますとせっかくの贈り物が台無しになってしまうこともあります。
いざという時に恥をかかないためにも、お祝い事の意味などを学んで喜ばれる贈り物にしてみませんか?
プレゼントに包丁を贈っても大丈夫なの?
包丁は刃物ですから「切れる」ものです。
「切れる」というワードはどうしても忌み言葉として、祝い事の場には縁起が悪い物としてふさわしくないとされてきました。
特に結婚祝いなどで贈る場合は「縁が切れる」と言われることもあります。
そういった意味で包丁を祝い事の際に贈ることも、避けられる場合がありました。
ですが近年はそのような風習も減りつつありますので、刃物を贈られることに抵抗を感じる方も少なくなってきています。
むしろ包丁のような実用的なプレゼントは喜ばれるケースが増えてきています。
また次項でお話ししますが、包丁は贈り物としての良い意味を込められることもあります。
ただそれでも中には風習を大事して「切れる」というワードを連想させる包丁を贈り物として快く思わない方もいますので、受け取る方への配慮は必要だと思います。
そのため刃物の持つ良い意味と自分の気持ちをきちんと伝えたうえで贈り物とするほうが良いでしょう。
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「運命や未来を切り開く」という縁起いい意味を持つ包丁ですが、それでも「縁が切れる」のようなネガティブなイメージを持たせやすいのも事実です。
大事な方への贈り物ですから相手に誤解を与えないように配慮をしたいものです。
そんなときに贈り物にまじないをする方法があります。
五円玉をもらう
よく言われているのが、包丁の贈り物を渡す時に相手から五円玉をもらう事です。
これによって贈った刃物で「切れかかったご縁(5円)を返してもらう」と言うゲン担ぎになります。
逆に贈り物と一緒に五円玉を入れて「ご縁(5円)があります」というのもいいと思います。
碁石(硬い物)を入れる
贈り物の中に碁石を入れる方法もあります。
碁石のような硬い物を一緒に添えることで「どんなご縁も切れません」とゲン担ぎになります。
このどちらの方法も知らない場合もあります。
せっかくの贈り物ですから、相手に誤解を与えないようにに一言メッセージを添えたほうが良いです。
どんな包丁を贈ればいい?
家庭用なら
一般の方へ包丁を贈るのでしたらやはり三徳包丁で良いです。
家庭用では一番使用頻度が多い包丁になりますし、刃こぼれしたときなどで使えない時のための予備にもなりますので何本あっても損は有りません。
その中でも今は扱いやすいステンレス製の包丁が良いのではないでしょうか。
中でも「FV10三徳包丁」はプロの料理人からも評価も高い包丁でいつまでも使ってもらえるようなお勧めの包丁です。
もし研ぎなどにもこだわっている方にお贈りするのでしたら鋼の包丁など贈るのも良いと思います。
おすすめの三徳包丁
料理人への贈り物
相手はプロの料理人ですので、もしかしたら包丁に詳しいかもしれない。
そんなことを考えてしまうかもしれませんが、実は料理人は包丁好きがとても多いので遠慮はいりません。
せっかく包丁を贈るのでしたらどんな料理人になってもらいたいかを願いを込めてプレゼントするのもいいのではないでしょうか。
和食料理人に贈るなら
柳刃包丁
和食料理人にとって柳刃包丁は特別なもの。 少しこだわった柳刃包丁を贈ってさらに上を目指してもらうのもいいと思います。
おすすめの柳刃包丁
出刃包丁
魚を捌くのは和食料理人には基本中の基本。 それを忘れてはいけないと意味を込めて出刃包丁を贈るのもいいです。
おすすめの出刃包丁
洋食料理人に贈るなら
牛刀
色々な用途に使用できる万能の包丁ですので、プレゼントされてもらう人はほとんどいません。そのため使用頻度も高いので沢山持っていても損はないです。
おすすめの牛刀
色々なイベントにも最適な贈り物があります。
母の日
母の日の定番のプレゼントと言えば、カーネーションやお菓子になると思います。
ただ毎年同じものを贈るのではなく、毎日料理を作ってくれるお母さんに感謝の気持ちを込めて包丁の贈り物はいかがですか。
結婚祝い
結婚は人生で最も大きなイベントです。
親戚や友人が新しい門出を祝って包丁の贈り物もいいのではないでしょうか。
二人の未来を切り開いてくれる縁起物にもなります。
引っ越し祝い
引っ越しをする、それは新しい生活が始まる事です。
新生活をするのでしたら新しい物を揃えて心機一転したいのではないのでしょうか。
新築祝い
新しく自分の家を建てる。
そんな一大決心をした人への贈り物。
一生に一度のことなので立派な包丁を贈るものいいのではないでしょうか。
開店祝い
料理人にとっての一番の夢はやっぱり自分の店を構えること。
そんな夢を叶えた人への贈り物には少し凝った包丁を贈り物いいのではないでしょうか。
名入れで特別な贈り物に
せっかく贈り物で包丁を選ぶのでしたら贈る方の名前を包丁に刻んで贈るとなお喜ばれると思います。
包丁に自分の名前が入っていれば自分だけの特別なものとして愛着が湧いてくるはずです。
熟練の職人がたがねと金槌を使用して一本ずつ手作業で名前を刻んでいきます。
人の手で入れていきますので、機械では出せない独特な味のある文字が評判です。
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著者紹介About the author
堺一文字光秀
渡辺 潤
自社ブランド「堺一文字光秀」の販売、包丁研ぎ、銘切りをしており、その視点から感じたことや疑問を皆様にお伝えさせていただきます。
- 監修
- 一文字厨器株式会社(堺一文字光秀)