まな板の素材
まな板の素材って何があるの?ゴム製のまな板を使っているけど、木製の方がいいの?木のまな板にもたくさん種類があってわからない。こちらのページでは、そんなお悩みに伝統の包丁ブランド、堺一文字光秀がお答えします。
どんな素材があるの?
まな板の素材ですが、一般的に「木製」「プラスチック製」「ゴム製」の三種類が今現在は主流で使われています。
包丁との相性の良さや使い心地の良さの木製まな板、手入れがし易く衛生管理が容易なプラスチック製、ゴム製まな板と材質によって特徴が二分されます。
またそれぞれの素材の中にも用途にあった材料がありますので、まな板を選び上で素材を知ることは大事です。
木製のまな板
木製には適度な弾力があり柔らかいことから、他の樹脂製のまな板よりもはるかに刃を傷めることが少なく切った時の当たりが柔らかいため手が疲れにくく使い心地が良いのが特徴です。
また木製自体に大きな修復力があるため小さな切り傷なら修復でき、天然由来の抗菌採用も高いので実は樹脂製のまな板と比べても衛生面で劣っているわけでもありません。
木製と言っても、「ひのき」「銀杏」「ひば」「桐」など様々な木材があり、それぞれに特徴がありその中から自分に合った木材を選べる豊富な種類が魅力です。
また食材を切った時の感触がとても心地よく、料理する楽しみが増えるのも木製のまな板の良いところです。
その反面木製まな板は正しい手入れをしないと黒ずんだり、乾燥により反りが出たりしますのでメンテナンスには注意が必要です。
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プラスチック製のまな板
プラスチック製のまな板の一番の特徴と言えば、衛生面に優れており日頃のお手入れが簡単なことです。
特に近年では抗菌加工にしている物が増えてきておりより衛生的になっています。
他にもプラスチック製は加工性も高いので、薄く軽くすることも出来ますし、カラーも自由に選べるためオシャレなデザインのまな板も多くなってきています。
そのため家庭用のまな板ではプラスチック製が人気があります。
その反面プラスチック製は非常に硬いため包丁を傷めやすく、荒い切り方をしていると刃こぼれさせやすいのが難点です。
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ゴム製まな板
ゴム製のまな板は木製とプラスチック製の中間のような材質で、木製のまな板よりお手入れが簡単で、プラスチック製のまな板より包丁への傷みが少ないです。
特にプラスチック製のまな板のような切っているに感じるコツコツとした感触がなく、木製に近い感触を感じるゴム製のまな板もあります。
その反面ゴム製は熱に弱い物が多く、コンロなどの火の近くでは扱いにくいのが難点です。
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それぞれの素材の特徴
まな板を選ぶポイントとしては「包丁との相性」「手入れなどの衛生面」の二つに分けられます。
包丁との相性とは、切った時の刃当たりの良さと刃の持続性の二つが上げられます。
逆に手入れなどの衛生面は、菌の繁殖のし易さとお手入れが簡単かの二つになります。
木製まな板 | プラスチック製まな板 | ゴム製まな板 | |
刃当たり | ◎ | × | △ |
刃の持続性 | ◎ | × | △ |
衛生面 | △ | 〇 | 〇 |
手入れ | × | ◎ | △ |
著者紹介About the author
堺一文字光秀
渡辺 潤
自社ブランド「堺一文字光秀」の販売、包丁研ぎ、銘切りをしており、その視点から感じたことや疑問を皆様にお伝えさせていただきます。
- 監修
- 一文字厨器株式会社(堺一文字光秀)